にわとり小屋 



 80年代半ば、みどりやの店頭にはにわとり小屋がありました。訪れる人々を和ませ、店のシンボルとして活躍してくれましてくれました。元は縁日のひよこが大きくなったものでした。当初はオスだったため、特に夏場に周辺住民の安眠妨害となったため、順次施設に引き取ってもらい、小学校から新たにメスを引き取って飼うことにしました。

 メスはオスと比べ大人になっても比較的大人しく、飼いやすいものでした。最初の1年めには毎日卵も産みました。しかしクーラーのない環境において都心のアスファルト上での飼育には限界がありました。ふた夏を超えることができなかったのです。以来にわとりを飼うことはありませんでした。
 余談ですが、にわとりのメスは、トサカがあるのでしょうか。不思議と飼っている人はあると言い、そうでない人はないと言います。恐らく飼ったことのない人は、養鶏場の卵を産むにわとりが念頭にあるのでしょう。前述の通り、卵を産むのは比較的若い雌ん鳥なのです。飼えばわかりますが、それなりに成長すれば、立派なトサカが付きます。それこそオスはもっともっと大きくなるのです。
 そんなわけで、上の写真はもはやオスだかメスだか覚えていないです。

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